テレアポ営業でおすすめの時間帯は?マナーは考慮すべきか
この記事の対象者:テレアポのマネージャー、採用担当の方
テレアポで繋がりやすい時間帯はあるのでしょうか?
BtoBかBtoC、企業の業種によっても違いがあります。
今回は株式会社Alfansでセールスディレクターを務める園山に話を聞いて、テレアポと時間帯というテーマでコラムを書いていきます。
- BtoBへのテレアポで繋がりやすい時間帯は?
- BtoCへのテレアポで繋がりにくい時間帯は?
具体的なデータを踏まえて、大切なマナーについても深掘りしていきます。
目次 ▲
BtoBへのテレアポで繋がりやすい時間は?
まずはBtoBへのテレアポでアポに繋がりやすい時間帯はあるでしょうか?
まず、こちらのデータを見ていきましょう。
オルファンズのコールデータから抜粋した画像です。(単位は%です。)
まず、営業業界の一般論ですが、月曜日はアポイントが取りにくい。
午前中は特に会議などがある企業さんが多いことや、週末で来た連絡の返信に時間を使うためです。
しかし、このデータを見るとどうでしょうか?
実は、月曜日の時間帯も意外にアポイント件数が取れているのです。
これはAlfansの営業手法にも関係があります。
事前にヒアリングをして、相手が空いている時間帯を定めて狙っているからです。
先週の午後かけたものや、週明けに電話がほしいという事前のヒアリングがあるからこそ、この時間帯にもアポが取れています。
Alfansのテレアポデータから見る意外に取れている時間帯
また、オルファンズのデータ上、最もアポイントに繋がっているのは「16:00〜17:00」ということもわかっています。
このデータはどう考えればよいでしょうか?
やはり、午後の遅い時間は仕事も落ち着いてきて、別のことを考えられるからという部分がありそうです。
個人的な見解ですが、仕事で疲れているから判断が少し鈍り、話を聞いてみようという気持ちになるのだと思います。
また、午前中に当日の予定を聞いておき、午後の外回りから帰ってきたタイミングで担当と繋がれるという部分も大きいです。
このように時間帯によっても変わってくるようですね。
テレアポで失礼にあたるタイミング・時間帯はあるか?
業種の場合は繁忙期ですが、一般的に失礼にあたるテレアポのタイミングや時間帯もあります。
時間帯によって失礼にあたるタイミング、時間帯を紹介していきましょう。
【失礼にあたる時間帯】
早朝、ランチタイム、夜20時以降
それぞれの企業さんによって違いがあるため一概には言えないのですが、
一般的にBtoBで気をつけていることは、「早朝」「ランチタイム」「夜20時以降」です。
この時間帯に電話をすると、マナー違反と取られるケースもあります。
あとは企業さんによって「夕方16〜18時ごろ」は企画会議などがあったりするので避けるパターンもあります。
失礼に当たりやすい時間帯はありますが、企業によってもちろん違いはあります。
ヒアリングを通して、狙う打ちしていくべきでしょう。
事前にヒアリングをして、どのタイミングに担当者がいるのかを把握しておき、良質なテレアポを行うことが理想ですね!
テレアポで業種にもアポ率の違いはある?
時間帯だけでなく、業種によっても違いはあるでしょうか?
結論、業種で切り分ける場合は、時間帯というよりも「時期」に違いがあります。
・不動産関係・・・2〜3月が繁忙期
・人事関係は・・・12〜1月、4月が繁忙期
・税理士さん・・・11〜5月が繁忙期
業種によって違いがありますが、上記のような傾向があります。
この時期は忙しさを要因として、アポを断られるケースも増えてきます。
相手が忙しい中、テレアポをかけるタイミングがあれば、「繁忙期ということを知りながらも、かけさせていただいています」と一言添えます。
繁忙期の場合は、事前にそれを知っているということを伝えることで、クレームになるケースも減っていくのです。
飲食店と美容院は特に注意する
飲食店→ランチ終了からディナー準備に入る間のおおよそ14〜16時ごろは出やすい
美容院→逆に14〜16時は忙しいことが多い
美容院さんのように忙しさが読めない場合、予約サイトで「埋まり状況」を確認して、お客さんの予約がないタイミングを見計らってテレアポをします。
経験の無いテレアポインターは、リストの上から下まで一周することが多いと思います。
しかし、一番いいのは100件を一周するよりも20件を丁寧にかけていくこと。
その20件について「どの時間帯につながりやすいのか」「受付担当の方の名前は?」などを把握しておくことです。
「いつ接続できるのか」「なぜその時間忙しいのか」など、なるべく決裁者の情報を引き出して把握しておくこと。
そうすると、繋がった時に「〇〇さんもお忙しい中とはお伺いしておりますが」というように気遣ったりもできます。
そうすることで懐に入れれば、「いついつならいらっしゃいますか?」と直接決裁者に伺うことができます。
まとめ
決裁者それぞれの、都合の良い時間帯を押さえておくこと。
少ない件数でも、細かく濃い「丁寧なテレアポ」にしていくということが大事です。
この記事の執筆者