営業が楽な業界はある?おすすめの選び方と大切なこと
これから新しく社会人になる方や、転職を考えている営業人材の方は「営業で働くなら、簡単に契約が取れる業界が良い」と思うはず。
たしかに、営業は商材や会社によって難易度が違います。
取りづらい商材やサービスは本当にアポも取れません。契約もかなり難易度が高くなります。
今回は、営業代行を行っている株式会社Alfansが「営業が楽な業界はあるか」という観点と、選び方や大切な考え方について紹介します。
目次 ▲
営業が楽な業界・きつい業界の違い
まずは営業が楽な業界・きつい業界について紹介します。
楽だったり、きついという状況は会社ごとにも違いますし、人によっても感じ方は違います。
しかし、大前提で「この商材は取りやすいな」というものが存在するのです。
それは、以下のような特徴があります。
【営業が楽な業界・サービスの特徴】
①競合他社が少ないニッチな業界
②社会情勢や需要が拡大し、市場から求められている業界
③ブランドが確立されているサービス
④プロダクトの差別化ができているサービス
営業が楽な業界は、上記のような特徴を持っています。
それぞれについて、紹介していきます。
営業が楽な業界の例①競合他社が少ないニッチな業界
まずは、業界自体に競合他社が少ないサービスは、営業が楽な状態です。
これは、需要はそこまで大きくないが、参入障壁が大きく競合が入り込みづらい状態です。
つまり、供給が少ない状態になります。
競合他社が少ない場合、営業は比較されるライバルも少なく、検討がスムーズになりやすいです。
レッドオーシャンの営業の場合は、基本的に「相見積もり」もありますし、「比較検討の長期化」があります。
サービスが多すぎて選べず、結局流れることもあるくらいです。
競合他社が少ない業界であれば、営業難易度も低く、逆にお客様から「欲しい」と言われるサービスになります。
営業が楽な業界の例②社会情勢で需要が拡大し、市場から求められている業界
国や地方自治体が新たな施策や取り組みを行い、需要が拡大することがあります。
社会的に後押しされている業界は、とにかく営業の難易度も下がります。
営業としてはクロージングを常にかけていく必要があります。
業界的に後押しされている場合、「やるなら今ですよ」「今しかできないですよ」という形で、自信を持って押しやすいのです。
一つ例を挙げると、「補助金・助成金」があります。
最も多かったのは「ものづくり補助金」や「IT導入補助金」、「小規模事業者持続化補助金」など国からお金をもらえるものです。
補助金営業とも呼ばれますが、特にIT業界は押していきやすいものだったと思います。
この他、「キャッシュレス決済」も同様です。
最も早く資金と投下した「paypay」は、かなりスムーズに導入店舗が増えていきました。
この背景にはやはり「キャッシュレス推進」の社会情勢が背後にありました。
こういった業界は取りやすいですね。
ただ、一点注意点があります。
それは競合他社は圧倒的に多いということ。
社会的に後押しされていて、アポイントや契約が取りやすい反面で、同じ営業を行う競合も多くなります。
競合他社自体が少ない状態とは違い、2〜3年過ぎると「取りづらい業界」に変貌するため注意です。
営業が楽な業界の例③ブランドが確立されているサービス
ここからは業界ではなく、サービスになります。
営業が楽なサービスの好例ですが、ブランド力のある企業の扱う商品がおすすめです。
例えば、「ベネッセ」の営業と「新しく出来たオンライン教育サービス」の営業では、どちらが契約を取りやすいでしょうか。
間違いなくベネッセです。
教育業界で圧倒的なブランド力を持ち、一般的な認知度も非常に高いサービスになります。
門前払いはされにくく、話を聞いてみたい人も比較的多くなります。
その反面、出来たばかりのオンライン教育サービスはどうでしょうか?
プロダクトが良ければ、商談や契約も取りやすいと思いますが、ベネッセよりは難しいはず。
これがブランド力の違いです。
もし、営業として楽に過ごしていきたいのであれば、ブランド力のある大企業はおすすめですね。
営業が楽な業界の例④プロダクトの差別化ができているサービス
続いて、プロダクトの差別化ができているサービスは営業の難易度が低く、楽な状態になります。
例えば、他のサービスでは導入できない技術がある場合、その一つの強みだけで簡単に契約が取れるケースもあります。
特に特許を取っていたりすると、他は真似できません。
プロダクトの差別化が完了していれば、それは狙い目のサービスになるでしょう。
逆に、差別化できていないプロダクトは、かなりきつい営業になります。
差別化できていないということは、レッドオーシャンの業界になるはず。
例えば、IT系の業界は圧倒的なレッドオーシャンです。
ブランド力が無いと、基本的には話を聞いてもらえません。
また、契約間近になっても、競合と比較検討が続きます。
プロダクトの差別化ができているか?は確認しておきましょう。
営業として働く際に意識したい大切な業界・会社の選び方
今回は、営業として楽な業界という点をピックアップして、紹介していきました。
このキーワードで検索する人は「営業をやりたいけど、楽に仕事がしたい」という方が多いと予想しています。
そこで、いくつか考え方を紹介していきます。
①楽な仕事がしたいなら営業以外が良い
②営業をするなら、「好きなプロダクト」や「好きな業界」を選ぶべき
上記、2つが大切です。
楽な仕事をするなら営業以外がおすすめ
もし楽な仕事をしたいと考えているなら、営業は諸刃の剣だと思います。
営業は、圧倒的なスキルがあり、「午前中に契約を2件取ったから午後はお休みしよう」ということもできます。
もちろん推奨はしませんが、営業という仕事の特性上、それができてしまうのです。
会社として、社会人としてそれはダメなことですが、営業は結果が命。
結果が出ていれば、ある程度は許すという会社が多いことも事実です。
しかし、それは「結果が出なければ、きつい」ということの裏返しになります。
営業は日々数字や結果に追われます。
楽な仕事かどうかは自分次第のため、もし楽をしたいのであれば、他にもっと良い仕事があると思います。
営業をするなら、「好き」を大切に
楽な業界の例を挙げていきましたが、それ以上に大切なことがあります。
それは、「この商品が好き」「この商品なら売れる」という思考です。
例えば、楽な業界に入ったとしても、その商品に興味が無ければ、売れないと思います。
営業はメンタル面が大切です。
Alfansでも「この商品は魅力的だ」と思うサービスしか、代行しないようにしています。
それは、売りたいという思いが無いと、営業が上手くいかないからなのです。
今回、楽な業界を選ぶという思考で営業のお仕事を探しているのであれば、まずは「自分の興味があること」を考えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は営業を行う上で楽な業界は?という題材で紹介しました。
楽な業界は確かに存在しますが、それ以上に「好きな業界なのか」だったり、「好きな商材なのか」を考えたいですね。
そして、楽な仕事は存在しません。
特に営業は楽な仕事ではないので、注意しておきたいですね。